人生夏休み備忘録

とある関西の大学生がどこまで強くなれるのか試行錯誤しながら楽しんでいくブログです

才能がない選手がするべきこと

うん。私のことだ。自転車に関して才能がないのは知っている。レースで優勝したことも少ないし、圧倒的な強さもない。でも才能がある選手は私たちのような凡人をあざ笑うかのように勝利を量産していく。時々嫌になる。勝てる可能性がないならトレーニングする必要ないではないか。でもそれは少し違うかもしれないとこの頃思うのである。

1%の積み重ね

凡人が才能のある選手(以後天才と書く)に勝つことはあるのであろうか?結論から言わせてもらうと大いにあり得ると言える。それには何が必要なのか。それがこのトピックの最初にも書かせていただいたが、1%の積み重ねであると感じる。では具体的にどの様なことをすればいいのか。いい例が自転車チームのチームsky(現ineos)である。

chan-bike.com

私の大好きなブログの一つである。失敬ながら引用させていただく。世界最強と言われるこのチーム。徹底的な管理体制やレース戦術はいい意味でも悪い意味でも反響がある。その姿勢は大いに見習うべきである。

ただ、このチームのようなことをする予算が私たちひとりひとりにあるかといわれるとおそらく皆無であるように感じる。

でもこんなことをしなくても、勝利のための1%はそこら中に転がっている。以前紹介したであろう、食事であったり、

takutaku852.hatenablog.com

外出後の手洗いうがい、スマホばっか見ずにすぐに寝る、エスカレーターを使わず階段を利用する・・・今私が思いついただけでもこれだけある。えっ?こんなこと?と思われるかもしれないが、すべてが勝利のための1%である。その1%を意識するだけでも自分の姿勢が勝利に向かうのである。それはスピリチュアル的観点からみても正しいのかもしれない。(今後このことについて記事にする予定)

弱い選手は機材に頼るな?

よくこの様な言葉を聞く。弱いんだからそんなホイールを使うな!陸上の世界でいえば、シューズに値するかもしれない。この言葉は完全に間違っているとは断言しないが、正解とは到底いえない。弱い選手は強い選手に対して真っ向勝負を仕掛ければ負けるのは明白である。ならばそのほかの機材のレベルを引き上げて、その実力のギャップを埋めるほかないのではなかろうか?だから、自分が弱い選手だからあんな機材を使うのは気が引けると考えている選手がいたら、ぜひその機材を投入してほしい。ただし、それに見合った努力と豊富な財産は必要ではあるが。

自分が弱いということを認めること

これが一番大事かもしれないから赤文字で書かせていただいた。

レーニングで一番差が出るところであると今の段階では結論付けさせていただいた。今流行りのパワートレーニングをするときにも一番最初にはFTP計測をしなければならない。最初から高い値を出すことができればそれは素晴らしいことである。しかし、この記事を読んでいる大抵の人々は最初のFTP計測の結果には失望するであろう。ただそこからその値を受け止めてトレーニングをすることができるのか?それができるかが成功するかできないかの違いである。

今回はFTP計測のみに焦点を当てて話をしたが、フォームの改善であったり、ペダリングの改善の場合でも同じことが言える。自分の弱いところとどれほど向き合えるかが大事になってくる。

一番大事であると自分で書いておきながら自分が一番できていないところだと感じる。

インターバル練習のあと1秒

自転車の練習だけではないが、インターバル練習は誰もが一度は取り組んだことがある練習であろう。例えば、3分全力走×9というメニューがあるとする。3分の最後のほうは息が乱れてきて、もうすぐにでもペダルを踏むのをやめてしまいたくなる。あと1秒だけだし少し緩めても大丈夫であろうと妥協する。トレーニング的観点からみると、その1秒脚を緩めた分は全体のトレーニング効果的にはそれほど影響を受けないように感じる。しかし、その1秒が命とりなのである。ロードレースではあともう少し粘らなければならないというシチュエーションが多数存在する。いわば我慢比べだ。そこでそのインターバル練習で培った1秒粘る精神力が勝敗を分けるのだ。練習からあと1秒まで手を抜かない意識を持とう。

まとめ

色々と書いたが、結局は当たり前のことを当たり前に素直にしろということだ。ここに書くことによって自分に戒める目的で書いたから少し乱雑な文章となっていることは勘弁いただきたい。

ここに書いてあることは強い選手はもうしていることかもしれない。じゃあ才能のない選手は勝てないではないかと思われるかもしれない。しかし、冷静に考えてみてほしい。上記に書いたことを完璧にこなせる人が何人いるだろう?おそらくアマチュアに限っていえば、ごく一部であろう。強い選手は他の選手よりも優位に立とうとして、自分がもっていない勝利のための1%を躍起になって探す。もしかしたら、皆が才能のある選手だと思っている選手はこの様な地道な努力をしている凡人なのかもしれない。